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​風通しのよい場所をつくる

昇陽窯の新しい場所をつくりました。使用されなくなった工房を再利用・改修し、丹波焼、集落の風土、訪れる人々をつなぐ「風通しのよさ」をたいせつに。昇陽窯や集落での体験をじっくり感じていただける場所を計画しました。(2022年5月オープン)

店舗・工房

店舗では、お客さまに寄り添いながら、個々のライフスタイルにあわせた商品をご提案。スタッフがつくった作品も販売し、活動を支援します。また、どのように器が作られているか見て感じられるオープンな工房は、店舗とひと続きになっています。器を買う体験がより一層深いものになるように。

アンカー 3

リビングギャラリー

店舗、工房を抜けて階段を上がると現れるのは、「リビングギャラリー」と名付けられた大きな空間。企画展示や、ワークショップなどを行う多目的なスペースとして活用します。渡り廊下を抜けると、向かい合う山や田園風景がひろがり、この土地に流れるゆったりとした時間に浸れることができます。

​ランドスケープ

使用されなくなった登窯は集落のたいせつな風景として残しました。解体された登窯の屋根部分は、新しい場所の中で使用しています。 新しい場所から登窯に沿って山の中腹まで進むと、昇陽窯 本店へ。さらに石段を進むと、趣のある茶室と展示館に辿り着き、さらなる歴史と重厚感を感じることができます。山の麓から上までひと繋がりのランドスケープをつくり、散策できるよう計画しました。

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​昇陽窯 本店

昇陽窯 2代目 大上裕と3代目 大上裕樹の作品を置いている昇陽窯 本店。丹波焼らしさや、趣深さをより感じていただけます。創業以来使われている現役の工房も併設しており、昇陽窯 2代目 大上裕を中心に制作が行われています。

​お茶室・展示館

さらに石段を進むと、宮大工が建てた端正な比率と方形屋根が特徴のお茶室があります。敷地の中でもっとも眺めが良く、向かいの山々の景色の移ろいを感じられます。お茶室の隣には、初代 大上昇の作品が収められている展示館があります。創業時からの昇陽窯の歴史を肌で感じられるたいせつな場所です。

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